保育士は、子供を預かる以上“必須”資格

横浜市に暮らす22歳のお母さんが、2人の幼い兄弟を、ベビーシッターのサイトで見つけた26歳の男に預けました。

 

3日後、横浜から50キロ離れた埼玉県で、2歳の兄が遺体となって発見され、男が逮捕された事件で、男の取り調べが進められています。

 

問題の一端には、ネットで出会った見ず知らずの男に子供を預けたこと、男が保育士の有資格者でなかったことがありました。

 

本当にびっくりする話です。例えば、アメリカでは、ベビーシッターは、ハイスクール生のアルバイトとして一般的ですが、彼らは保護者と面識があります。

 

ワーキングホリデーでベビーシッターをしながら学ぶオーペアは、200時間以上の保育経験が条件です。とはいっても、現在の日本で、核家族の保護者が、子供の預け先を探すとなると、大変です。

 

待機児童の解消策が需要に追いついていないため、保育園に入れることができず、託児所も見つからず…と窮する人が少なくありません。

 

そんな人々にとって、ベビーシッターのサイトは、手軽に利用できる便利な助っ人的存在となっていたそうです。ただ、ベビーシッターと称する人が、育児経験がなく、保育士資格も有していなかったとしたら。

 

また、トラブルが起きた時は当事者同士の話し合いだけで、第三者機関も存在しないとしたら。メディアでは、子供預かりサービスに対し、現状ではガイドラインも敷かれていないと、報道していました。

 

ベビーシッターは、命を預かる仕事です。それならば、保育の有資格者であることは第一の条件ではないでしょうか。

 

現在、保育士になるには、保育に関する科目68単位を修め、学習の積み重ねに加えて実習後、資格試験に合格することが条件。一朝一夕でとれる資格ではありません。

 

男がベビーシッターをしていたことには、他の理由もあったようですが、とりもなおさず、親に代わり、子供達の安全と健康を管理する保育士は、ベビーシッターにも必須の資格ではないかということを、今回の事件によって痛感させられました。