保育士の求人状況について

学芸会の子供

厚生労働省は、2010年に策定した「子供・子育てビジョン」で、2014年度までに保育所の定員を26万人分増やし、その後も増やす構想を発表しました。

 

同省の試算では、2017年度に必要な保育士は約46人(常勤)とされていますが、現行の保育士数は40万人に満たず、新卒者を加えても、2017年度に7万人あまりが不足する見通しです。

 

保育士不足から、地方自治体でも、子育てなどでいったん保育の仕事から退いた“潜在”保育士に復帰を勧めるなど、保育士の確保に尽力している状態です。そんな現状に後押しされ、現在、保育士の求人は、“引く手あまた”の状況と言っても過言ではありません。

 

保育士を希望する人は、自分がどのような保育に関わりたいのかをじっくり選ぶことができます。ただ、常勤の保育者について、低賃金と長い労働時間が問題となり、退職があい次いでいることは否めない事実です。

 

待遇改善への試みが始まっている一方で、特に認可外などの保育施設では、パートやアルバイト、派遣など、職員の非正規化が進められています。政府が待遇改善に本腰を入れない限り、根本的な問題の解決にはつながらない、との声も各界から上がっています。

 

保育士の職場

以下、保育士の求人が行われている場所を挙げます。

 

代表的な仕事場は、認可、認可外保育施設をはじめとした保育所です。2006年からスタートした認定こども園の「保育所部分」もあります。ほかには、乳児院や児童養護施設、母子生活支援施設、児童遊園(児童館)や学童保育を行う児童厚生施設があります。

 

ピアノを弾く保育士

心身に障害のある子供達を対象とした、盲児施設・ろうあ児施設・肢体不自由児施設・知的障害児施設・重症心身障害児施設・自閉症児施設。また、行動に問題のある子供を対象とした情緒障害児短期治療施設・児童自立支援施設もあります。

 

これらのほかに、総合病院や大学病院の院内保育、企業に付随した保育施設、さらに、美容院や劇場、ショッピングモールなどの託児施設もあります。