保育所と幼稚園の違いについて

保育士・幼稚園教諭の養成課程を卒業した学生の、一般的な就業先は、保育園と幼稚園になります。どちらも、就学前の子供の集団保育を行う施設であり、人格形成期の子供の成長を支える重要な役割を担っています。

 

保育所と幼稚園の制度は、どちらも1947年に現在の制度が作られ、それ以降、就労家庭のための保育所、在宅子育て家庭のための幼稚園といったように、対象となる家庭や子供にニーズによってそれぞれ発展してきたのです。

 

しかし、最近では、国の政策が「幼保一元化」の流れになっており、様々な変化が起きてきています。行政の関係でいうと、保育所は厚生労働省が管轄する児童福祉施設で、幼稚園は文部科学省が管轄する教育機関になります。

 

保育所では、0歳〜就学前の子供を対象としており、夕方まで、施設によっては延長保育で夜遅くまで子供の保育を実施します。原則、保護者が仕事などで、日中、家庭での保育ができないケースのみ入園が可能です。

 

保育所は教育機関ではありませんが、保育所保育指針に基づき、就学前教育を行っています。

 

一方、幼稚園は3歳以上の子供を対象に、昼頃まで平均5時間程度の保育を実施します。幼稚園は、学校教育法上の学校と位置づけられ、幼稚園教育要領に基づき就学前教育を実施しています。

 

保育所保育指針と幼稚園教育要領の「教育」に関する内容はほぼ共通です。どちらの施設も、生活や遊びを通じた教育を実施することになっているのですが、保育所では保育時間が長くなるため、食事・お昼寝など生活面も含めた、一日を見越したカリキュラムを組まれているのです。

 

幼保一体化について

最近では、幼稚園・保育所の教育内容は近づきつつあり、両方を一体化しようという幼保一元化が検討されています。

 

保育所も教育を行っているし、幼稚園でも預かり保育という形態で長時間保育に取り組むようになってきたこと、また満三歳の誕生日以降は幼稚園に入園できるようになり、幼稚園の低年齢の受け入れが進んでいることもあり、保育所と幼稚園を分ける必要はないという議論がされているのです。

 

しかしながら、都市部では、保育所不足が深刻化しており、待機児童が溢れていることも問題となっています。それによって、幼稚園の長時間保育を利用して働く家庭も増えてきているのです。

 

一方、過疎化が進行している地域では、保育所と幼稚園を別々に設置することで、子供が少なくなってしまい、効率が悪いという問題も浮上しています。

 

このような経緯から、2006年に認定こども園制度が作られました。この制度の中では、幼稚園認可と保育所認可が交じり合った複雑な制度になっています。よって、これを改め、2012年、認定こども園についての制度が改正され、2015年には、幼保連携型認定こども園が完全一体化施設として新しく生まれることが決定されています。

 

保育所制度、幼稚園制度どちらも無くなるわけではないので、保育所や幼稚園のまま経営していく施設もあれば、幼保連携型こども園に移行する施設もあるでしょう。

 

どちらにしても、このような流れを汲み、保育所や幼稚園の採用選考では、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持った人が有利になっている傾向があります。特に公務員である公立の保育園・幼稚園教諭においては、その傾向が顕著です。

 

少子化だからこそ、保育所も幼稚園も認定こども園も、子供達が心豊かに育ち、保護者が子育てを支えられる場として、ますます重要な役割を担っていくことになるでしょう。

 

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